どちらのクラスも先生により内容や雰囲気が異なっていた様に思います。
私が受けた午前のクラスでは、テキストの他にも自分達で実際の新聞記事を要約して、一枚の新聞作成を行ったり、その新聞をもとに、ニュース番組風にプレゼンをしたりといった授業もありました。

私は中継キャスター役でしたが、うまく番組を進行してくれたメインキャスター役の生徒には感心しました。先生がカメラマンで、２グループが終了した後には、皆でビデオの内容チェックまで行いました。一連の取り組みもそうですが、自分の英語を客観的に聞く良い機会になったと思います。

午後のクラスは選択なので自分の強化したいクラスを選べたのですが、ちょうど学生が少ない時期だった事もあり、一つのクラスに複数のレベルの生徒が混ざる様な状況でした。

授業の変更が自由だった事もあり、生徒の入れ替わりも多く、希望したスキルの強化が難しく感じる事もありました。

しかし、様々なレベルの生徒とペアワークをしたり、知り合えた事はとてもプラスになったと思います。

１ケ月のJ-SHINEコースでは、最初の２週間は日本語で日本の小学校の英語教育について、現状や歴史、指導要領の読み解き、資格についてを学びました。

また、毎日指導方法のテクニックを学び、午後に実技で練習を行うという流れでした。授業の構成を考えたり、いかにシンプルで分かりやすい説明や資料の準備をするか等、工夫することが多く、やりがいがある分、毎日が時間との闘いでした。

次の２週間では、英語で（日本の小学校に限らず）児童への英語教授方法を学びました。こちらでは様々な教授方法の紹介や、子供の特性等を学びました。実際の授業のモデルケースや先生のサンプル授業を見て、意見交換等を行ったり、この２週間でもほぼ毎回実技の練習を行いました。他のクラスメイトが生徒役をやってくれるのですが、先生の演じる子供がとてもリアルで、色々と気づかされる事もあり、楽しく練習を行う事が出来ました。

それぞれの最終日には45分の模擬授業も行いました。子供役の生徒は、キャラクターの割り振りもあったので、クラスメイトがしかけてくる様々な課題をクリアしながら模擬授業をやりきるというのが、とてもおもしろかったです。授業後は、先生からのフィードバックも得られるので、今後児童英語教育に携わる上で、とても参考になりました。

ちょうど学校が引っ越しの時期でバタバタしていた事もあり、当初の計画通りに進められない事が少し残念でしたが、その分、逆境に立ち向かう力も身についた気がします。

その後に行った２週間の教育実習も含め、とても内容が濃く、色んな事に気づかされた充実した時間でした。

IHのキャンパス引っ越し先はダウンタウンにあるので、とにかく便利になったと思います。インターナショナルビレッジに入っているので、お昼はフードコートで食べる事も出来ますし、近くにファストフードや、大きいアジアンスーパーもあります。

教室はキャンパスというよりは英会話スクール調だと思います。内側に面した教室は多くはありませんが、ガラス張りなので、通行人と目が合う事もあります。残念ながら、以前のキャンパスとは違い、窓からの解放的な眺めはなくなってしまいました。ただ、帰りにダウンタウンで買い物が出来たり、色んな所へのアクセスが便利なので、授業後のお出掛けの幅が広がりました。

バンクーバーの魅力はたくさんありますが、私は様々な文化に触れられる所が気に入っています。多くの移民が、それぞれの文化をもったまま生活しているので、街中を歩いていても、色んな人種、原語に出会う事が出来ます。特に食べ物が一番の魅力で、週末は色んな国の料理を食べに行っていました。また、都会ながら、少し行くと大きい公園やビーチ等も多いので、息苦しさを感じないところも気に入っています。

小学校英語指導資格は日本でも取得可能ですが、実際に外国文化で生活した経験を授業に活かす事が出来ますし、少人数で実践の多いカリキュラムのこの留学を選んで良かったと思っています。

バンクーバーは暮らしやすい街だと思うので、勉強に専念するも良し、週末に友達と旅行するも良し、色んな経験が出来ると思います。特に人との出会いはかけがえのないもので、毎日一緒に居る事が当たり前だった友人達も、それぞれ帰国すると改めてバンクーバでの時間が特別なものだったと気づかされました。

目的は様々だと思いますが、こういった事も留学の魅力だと思います。

あっという間の時間でしたが満足のいける留学でした

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