カルガリーワーホリ体験談〜自分を否定しなくていい
2024年6月26日
カナダの隠れ人気都市カルガリーで1年間のワーキングホリデーを経験されたHikaruくんから体験談をいただきました。
語学学校でのIELTS対策、英語、仕事探しのことを赤裸々に語ってもらいました!
それから、大学生活は3年間コロナのせいで人と人とのコミュニケーションが取れないまま終わってしまったので、 なかなか知り合いもいませんでした。そんななかで、友達・知り合いをもっと増やして、いろんな価値観に触れたり、影響を受けたりしたいっていうのもありました。
あとは、これはちょっとオプションみたいな感じですけど、韓国語も少し勉強してて、カナダには韓国人留学生もたくさんいるって聞いていたので、それも理由のひとつです。
カルガリーは一番税率が安いし、あんまり都会感がない、都市と田舎の中間みたいな規模だったことが理由ですね。
(※A1〜C1までの10段階で、B2は中上級レベル)
当時は、日本人でC1以上のコースに行っている人はいなかったので、日本人の中ではトップのクラスでした。もちろん、クラスメイトには何人か日本人の方がいました。
まあ、初日は泣きましたよ(笑)
ほんとにわからなくて、特にリスニングは「じゃあちょっと映像見てみよう」みたいなやつが本当に聞き取れなくて、しかも先生が結構鋭い質問をしてくるタイプの先生で、、、
聞こえてもいないのに「どう思う?」とか聞かれて、「いやわかんないわかんない」みたい感じで。
周りはやっていけてるのかなって思ったら、ちゃんと答えてるんですよね(苦笑)
だんだん授業に慣れていって、音も聞こえるようになっていきました。
先生も最初はちょっと威圧的だなとか思ってたんですけど、最終的に多分1番好きな先生になりました。
先生の語彙力がすごくて、同義語を毎回確認するような先生だったので、ボキャブラリーがどんどん増えていっている実感がありましたね。
B2レベルが簡単すぎるわけでもないし、わからなくても後で復習すればわかるっていうちょうど良いレベルだったので、B2レベルで満足でした。
人数はすごく多かったです。
最大で14〜5名なんですが、僕のいたクラスは13名とか、一時的に15名オーバーしちゃったので2クラスになったりしたこともありました。
あと高校生も2名いて、一緒に混じってやってました。日本人は2名だけでしたけど、南米の子たちは若い子がたくさんいました。
学校で一番人気の先生が教えてくれたんですが、すごく優しいし知識が豊富で、IELTSをやって一番英語の伸びを実感しました。
会話にしてもライティングにしても、習ったことをちゃんと使えるレベルまでしなきゃいけないんだな、ということを教わったというか。
特にライティングがちょっと伸びたことを実感できたときに、「この授業いいな!」って思えました。
最初に、イントロダクションを作る時間として10分ほど与えられます。生徒が各自でイントロダクションを作成し、その後、先生が個別に見に行ける場合は見に行き、見に行けない場合は全体に対して模範回答を示す形で進められます。
生徒の意見を取り入れながら、最終的にうまくまとめて模範回答を作成してくれる授業でした。
自分のライティングが上達したのは、授業の力が大きいですし、先生から1対1で直接指導を受けたことも大きな要因なんですが
それだけではなく、自分なりの勉強法を見つけたことも大きかったです。
授業を通じて勉強の仕方を学び、どうすれば自分の力が伸びるかを考えました。そして、自分に合った勉強法を見つけて、「これでやってみよう」と決めたことが、ライティング力の向上に大きく寄与したと思います。
そのノートはジャンルごとに分けていて、例えばbadの言い換えとして、harmfulとかawfulとか。自分がライティングのときによく使う単語の言い換えをどんどん書いていって、次書くときはbadじゃなくてharmful使ってみようみたいな感じで、それだけで多少表現力がアップしますよね。
それから、ショッピングなど話題ごとにジャンルを分けて、「消費期限」「衝動買い」みたいな関連の表現を書き出していく。
このやり方が僕には一番あっていました。
なぜかというと、ライティングをする際にいつも困っていたのは、アイデアが出ないことだったんですね。
例えば、「これどう思う?」と聞かれても、「いや、どうも思わない」となってしまうことがよくありました。
でも、この方法を使うと、例えば「ショッピング」というお題が与えられた場合、頭の中にノートの内容が浮かんで単語からアイディアを引っ張り出すみたいなことができるんです。
以前は、ライティングには人生経験がないとアイデアも浮かばないしダメだと思っていました。しかし、単語を蓄積するだけでも、その単語からアイデアが湧いてくるのだと気づきました。これには驚きましたね。
実際にIELTSのライティングの本番でも、この話題リストが役に立ちました。お題を見て、「あのノートに何を書いてあったっけ?」と思い出すことで、問題や解決案が浮かんできました。これはとても有効でした。
アカデミック(※)は、スピーキングがちょっとあまり良くなくて、5.0だったんですよね。これについては、アイデアがあまり出なくて、同じことを何回も言ってしまったり、ヘジテーション(ためらい)が多くて、受け答えの間が長くなってしまったのが原因だと思います。もう少し改善できたかなとは思います。
一方、ライティングは6.0でした。これについては、授業を受ける前だったら全然5.0だったかなと思います。
(※)IELTSはリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4スキルの能力を個別に採点。満点は9.0で、その4スキルの平均がスコアとなる。GeneralとAcademicの2種類の形式があり、Academicの方がより学術的で難易度が高いといわれる。進学のための英語力証明にはAcademic、永住権申請等に利用する場合はGeneralのことが多い。
最初にIELTSの授業を受けた時、「ジェネラル」と「アカデミック」があることをそのとき知って、とりあえず先生にジェネラルを受けるように言われて、11週目にジェネラルを受けたんですね。その時の点数は、リスニングが6.5で、リーディングが7.0でした。リスニングはジェネラルとアカデミックが同じなので。
「ジェネラルこんなものか」と思って、翌週からアカデミックの授業受け始めるんですけど、毎週金曜日の模擬テストで当初は5.5とか4.5だったんです。対策をしていくうちに、6.0とか6.5とか、だんだん安定してきましたね。
そこでレジを担当したり、売っているメニューを作ってお客さんに渡したりしていましたね。
特にボウル料理を売っていて、そのボウルの一番下にはご飯があり、その上に野菜やお肉が載っているという形でした。
その後、他の店にも履歴書を出したのですが、どこも反応がなくて。
そんな中、最初に落ちた店が日本人向けの掲示板で人手不足を告知しているのを見つけ、一度目に落ちた理由は応募者が多かったからだと聞いていたので、もう一度応募しました。
二度目の面接は前回の面接官と違う人だったんですが、「前回落とされた理由がわかるか」と聞かれました。私は応募者が多いからと思っていたんですが、「君が元気なさそうに見えたからだ」と言われちゃったんですね。
韓国の文化をある程度知っていたので、韓国人である面接官に対し、礼儀正しく振る舞っていたのが元気がないと受け取られてしまったようです。
それを聞いた私は、「いや、元気あります!働けます!」と元気に答え(笑)、最近仕事を探しているがなかなか見つからないことも伝えました。すると、その面接官は実は社長さんで、「一緒に働こう」とその場で言ってくれました。結果的に、同じところに二度も応募したこともあって、採用してくれたのだと思います。
履歴書は10〜20件ぐらい配りましたが、やる気が出なくて数をあまり打たなかったのが、仕事がなかなか見つからなかった原因のひとつかもしれません。
7月の頭から始めて、8月の中旬にようやく仕事が見つかりました。
3ヶ月働くと少し給与が上がり、6ヶ月働くともう少し上がるというシステムでした。
具体的な金額は詳しく覚えていませんが、確か17ドルにはならなかったはずです。
シフトは週に30時間くらいだったと思います、僕の場合は。
英語についても、お客さんの9割くらいが現地の人だったので、韓国人が来るかなと思いきや、ほとんど現地の人で、英語をずっと使っていました。特に電話での対応は最初は緊張しましたが、だんだん慣れてきました。電話番号をしっかり控えなければならなかったので、それはIELTSのリスニングが役立ちました。
仕事で英語を使う中で思ったのは、英語にも色々な種類があるということですね。語学学校で使う英語、IELTSで使う英語、ドラマの英語、接客の英語などなど。
語学学校に行ったし仕事で英語を使っているのに、ドラマの英語は聞き取れなくて悩んだ時期があったんですけど、ドラマの英語を聞き取るにはそれ専用の勉強が必要だとあるとき思ったんですね。それからは、全然違うジャンルの勉強をしているんだから聞き取れなくて当たり前だと思うようになりました。
お客さんとのやり取りでは、必要なことを聞くだけでなく、日常会話にも挑戦していました。
そうすることで、お客さんも笑顔になり、また来てくれたり、顔を覚えてくれたりしました。知っている顔が一人でもいると、緊張がほぐれて、仕事がしやすくなりました。
ホームレスにお金をせがまれたのも、日本では経験できないことなので印象に残っています。
・Prince’s island park
・決まった曜日にセールをしているバー(例:水曜日にchicken wingsを安く食べられるお店)
それに、日本よりも気軽に行きやすい面もありました。日本では人の目を気にしてストレスを抱えることが多いですが、向こうではいろんな人がいて、自分もその一人として気楽に生きていける感じがしました。様々な人がいるので、自分が人と違っていてもおかしいと感じることもなくなり、日本にいるときより自己肯定感が高まりました。自分を否定しなくても良くなったのは大きかったですね。
ですので、英語力を高めたい人だけでなく、精神的に不安がある人や日本の社会でストレスを感じやすい人にも、行く価値があると思います。多様性を感じ、自分を否定しなくていいという体験ができるので、行くことをおすすめします。
英語のスキルはもちろんですが、マインド的な部分でも成長がありました。結構社交的になれたと思います。みんなで食事に行ったりして、友達関係を築く機会が多かったので、そうした場に積極的に参加し、会話を通じて仲良くなることができました。2番目の目的だった「人に会って話をし、影響を受ける」という部分も、十分に達成できたと思います。
また、オプションだったはずの韓国語も、最初は全く話せなかったですが、勉強を頑張っていたおかげで、最終的には日常会話ができるようになりました。携帯の単語帳アプリに入っていた単語が、最初は100個ほどだったのが、最終的には1000個にまで増えました。もちろん、全部覚えているわけではないですが、必要なことを覚えて実践したおかげで、同僚とは韓国語で会話できるようになりました。
カナダに行くと韓国語も伸ばせると言いたいですね(笑)
韓国語も伸びるという副産物もついてきましたが、いずれにしても現地で自分なりに試行錯誤して獲得したスキルだと思います。
この1年で経験した苦労を財産に、次の舞台でも活躍してください!
語学学校でのIELTS対策、英語、仕事探しのことを赤裸々に語ってもらいました!
ビザ | ワーキングホリデービザ |
---|---|
留学都市 | カルガリー |
留学先学校 | ベイズウォーターカルガリー校 |
目次
ワーホリをしようと思ったきっかけ
ひとつは、やっぱり英語力をすごい伸ばしたかったということです。僕は 教員免許を持っているんですが、すぐ教員になれるような英語力がありませんでした。スピーキングは自信がなかったですし、ライティングなんて嫌いでした。先生になれる自信がなかったので、まずは 留学して自信をつけたいというのが1番でした。それから、大学生活は3年間コロナのせいで人と人とのコミュニケーションが取れないまま終わってしまったので、 なかなか知り合いもいませんでした。そんななかで、友達・知り合いをもっと増やして、いろんな価値観に触れたり、影響を受けたりしたいっていうのもありました。
あとは、これはちょっとオプションみたいな感じですけど、韓国語も少し勉強してて、カナダには韓国人留学生もたくさんいるって聞いていたので、それも理由のひとつです。
カルガリーを選んだ理由
お金のことを少し気にしたこともり、都市部にはあまり行こうとは思っていませんでした。カルガリーは一番税率が安いし、あんまり都会感がない、都市と田舎の中間みたいな規模だったことが理由ですね。
ベイズウォーターカルガリー校
一般英語コース
クラスレベルは?
レベルはB2に入りました。(※A1〜C1までの10段階で、B2は中上級レベル)
当時は、日本人でC1以上のコースに行っている人はいなかったので、日本人の中ではトップのクラスでした。もちろん、クラスメイトには何人か日本人の方がいました。
まあ、初日は泣きましたよ(笑)
ほんとにわからなくて、特にリスニングは「じゃあちょっと映像見てみよう」みたいなやつが本当に聞き取れなくて、しかも先生が結構鋭い質問をしてくるタイプの先生で、、、
聞こえてもいないのに「どう思う?」とか聞かれて、「いやわかんないわかんない」みたい感じで。
周りはやっていけてるのかなって思ったら、ちゃんと答えてるんですよね(苦笑)
レベルを落とそうとは思わなかった?
最終的にはしなかったですね。だんだん授業に慣れていって、音も聞こえるようになっていきました。
先生も最初はちょっと威圧的だなとか思ってたんですけど、最終的に多分1番好きな先生になりました。
先生の語彙力がすごくて、同義語を毎回確認するような先生だったので、ボキャブラリーがどんどん増えていっている実感がありましたね。
レベルアップはした?
結局最後までB2でした。なかなかテストでも良い点数がとれなくて。B2レベルが簡単すぎるわけでもないし、わからなくても後で復習すればわかるっていうちょうど良いレベルだったので、B2レベルで満足でした。
クラス内の国籍や人数はどうだった?
日本人数名と韓国人、あとは南米ですね。メキシコ、ブラジルなどです。人数はすごく多かったです。
最大で14〜5名なんですが、僕のいたクラスは13名とか、一時的に15名オーバーしちゃったので2クラスになったりしたこともありました。
日本人のクラスメイトはどんな人がいた?
僕と同じく大学を卒業した人、大学生、あとは30歳手前の一度就職して退職してきた大人の方で、それ以上の年代の人はいらっしゃらなかったです。あと高校生も2名いて、一緒に混じってやってました。日本人は2名だけでしたけど、南米の子たちは若い子がたくさんいました。
午後の選択授業は何を受講した?
Current Eventという時事的な英語を学ぶものを選びました。そこでもたくさんボキャブラリーを学び、もちろんディスカッションやペアワークもありました。IELTSコース
受講してみてどうでしたか?
自分が受けた授業の中では一番印象に残っています。学校で一番人気の先生が教えてくれたんですが、すごく優しいし知識が豊富で、IELTSをやって一番英語の伸びを実感しました。
会話にしてもライティングにしても、習ったことをちゃんと使えるレベルまでしなきゃいけないんだな、ということを教わったというか。
特にライティングがちょっと伸びたことを実感できたときに、「この授業いいな!」って思えました。
ライティングの授業はどんな流れだった?
ライティングの授業は、例えばお題が与えられて、それに対する文章を作るという流れでした。最初に、イントロダクションを作る時間として10分ほど与えられます。生徒が各自でイントロダクションを作成し、その後、先生が個別に見に行ける場合は見に行き、見に行けない場合は全体に対して模範回答を示す形で進められます。
生徒の意見を取り入れながら、最終的にうまくまとめて模範回答を作成してくれる授業でした。
大学でもライティングの授業あったと思うけど、それとかなり違った?
いや、そんなに大差はなかったんです。自分のライティングが上達したのは、授業の力が大きいですし、先生から1対1で直接指導を受けたことも大きな要因なんですが
それだけではなく、自分なりの勉強法を見つけたことも大きかったです。
授業を通じて勉強の仕方を学び、どうすれば自分の力が伸びるかを考えました。そして、自分に合った勉強法を見つけて、「これでやってみよう」と決めたことが、ライティング力の向上に大きく寄与したと思います。
その勉強法、気になるので教えてください(笑)
X(旧Twitter)でIELTSに使える表現をまとめてくれている人がいて、そのツイートを見ながら使えそうな表現をどんどん自分のノートに書き足していったんですね。そのノートはジャンルごとに分けていて、例えばbadの言い換えとして、harmfulとかawfulとか。自分がライティングのときによく使う単語の言い換えをどんどん書いていって、次書くときはbadじゃなくてharmful使ってみようみたいな感じで、それだけで多少表現力がアップしますよね。
それから、ショッピングなど話題ごとにジャンルを分けて、「消費期限」「衝動買い」みたいな関連の表現を書き出していく。
このやり方が僕には一番あっていました。
なぜかというと、ライティングをする際にいつも困っていたのは、アイデアが出ないことだったんですね。
例えば、「これどう思う?」と聞かれても、「いや、どうも思わない」となってしまうことがよくありました。
でも、この方法を使うと、例えば「ショッピング」というお題が与えられた場合、頭の中にノートの内容が浮かんで単語からアイディアを引っ張り出すみたいなことができるんです。
以前は、ライティングには人生経験がないとアイデアも浮かばないしダメだと思っていました。しかし、単語を蓄積するだけでも、その単語からアイデアが湧いてくるのだと気づきました。これには驚きましたね。
実際にIELTSのライティングの本番でも、この話題リストが役に立ちました。お題を見て、「あのノートに何を書いてあったっけ?」と思い出すことで、問題や解決案が浮かんできました。これはとても有効でした。
IELTSの結果は?
IELTS Academic:リスニング6.5、リーディング6.5、スピーキング5.0、ライティング6.0アカデミック(※)は、スピーキングがちょっとあまり良くなくて、5.0だったんですよね。これについては、アイデアがあまり出なくて、同じことを何回も言ってしまったり、ヘジテーション(ためらい)が多くて、受け答えの間が長くなってしまったのが原因だと思います。もう少し改善できたかなとは思います。
一方、ライティングは6.0でした。これについては、授業を受ける前だったら全然5.0だったかなと思います。
(※)IELTSはリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4スキルの能力を個別に採点。満点は9.0で、その4スキルの平均がスコアとなる。GeneralとAcademicの2種類の形式があり、Academicの方がより学術的で難易度が高いといわれる。進学のための英語力証明にはAcademic、永住権申請等に利用する場合はGeneralのことが多い。
最初にIELTSの授業を受けた時、「ジェネラル」と「アカデミック」があることをそのとき知って、とりあえず先生にジェネラルを受けるように言われて、11週目にジェネラルを受けたんですね。その時の点数は、リスニングが6.5で、リーディングが7.0でした。リスニングはジェネラルとアカデミックが同じなので。
「ジェネラルこんなものか」と思って、翌週からアカデミックの授業受け始めるんですけど、毎週金曜日の模擬テストで当初は5.5とか4.5だったんです。対策をしていくうちに、6.0とか6.5とか、だんだん安定してきましたね。
仕事について
仕事内容、 時給、 時間数
韓国のストリートフードショップで働いていました。そこでレジを担当したり、売っているメニューを作ってお客さんに渡したりしていましたね。
特にボウル料理を売っていて、そのボウルの一番下にはご飯があり、その上に野菜やお肉が載っているという形でした。
仕事探しの方法
最初は友達がその店で働いていたので、とりあえず履歴書を持って行き、「あの子の友達なんですよ」と伝えました。その後、一度面接を受けたのですが、不合格でした。その後、他の店にも履歴書を出したのですが、どこも反応がなくて。
そんな中、最初に落ちた店が日本人向けの掲示板で人手不足を告知しているのを見つけ、一度目に落ちた理由は応募者が多かったからだと聞いていたので、もう一度応募しました。
二度目の面接は前回の面接官と違う人だったんですが、「前回落とされた理由がわかるか」と聞かれました。私は応募者が多いからと思っていたんですが、「君が元気なさそうに見えたからだ」と言われちゃったんですね。
韓国の文化をある程度知っていたので、韓国人である面接官に対し、礼儀正しく振る舞っていたのが元気がないと受け取られてしまったようです。
それを聞いた私は、「いや、元気あります!働けます!」と元気に答え(笑)、最近仕事を探しているがなかなか見つからないことも伝えました。すると、その面接官は実は社長さんで、「一緒に働こう」とその場で言ってくれました。結果的に、同じところに二度も応募したこともあって、採用してくれたのだと思います。
履歴書は10〜20件ぐらい配りましたが、やる気が出なくて数をあまり打たなかったのが、仕事がなかなか見つからなかった原因のひとつかもしれません。
7月の頭から始めて、8月の中旬にようやく仕事が見つかりました。
時給はいくら?
最初は最低時給(15ドル)だったと思います。3ヶ月働くと少し給与が上がり、6ヶ月働くともう少し上がるというシステムでした。
具体的な金額は詳しく覚えていませんが、確か17ドルにはならなかったはずです。
シフトは週に30時間くらいだったと思います、僕の場合は。
仕事を通じて得られたものはある?
僕の性格上、早く行動することは得意でも、正確さがないと適当にやってしまうことがありました。この仕事を通じて、早く正確に丁寧に作業するということが少し改善されたように思います。英語についても、お客さんの9割くらいが現地の人だったので、韓国人が来るかなと思いきや、ほとんど現地の人で、英語をずっと使っていました。特に電話での対応は最初は緊張しましたが、だんだん慣れてきました。電話番号をしっかり控えなければならなかったので、それはIELTSのリスニングが役立ちました。
仕事で英語を使う中で思ったのは、英語にも色々な種類があるということですね。語学学校で使う英語、IELTSで使う英語、ドラマの英語、接客の英語などなど。
語学学校に行ったし仕事で英語を使っているのに、ドラマの英語は聞き取れなくて悩んだ時期があったんですけど、ドラマの英語を聞き取るにはそれ専用の勉強が必要だとあるとき思ったんですね。それからは、全然違うジャンルの勉強をしているんだから聞き取れなくて当たり前だと思うようになりました。
仕事で工夫したことはある?
仕事中も個性を出したくて、例えばカナダのティムホートンズに行って、他の人がどういうふうに接客しているのか観察したりしていました。お客さんとのやり取りでは、必要なことを聞くだけでなく、日常会話にも挑戦していました。
そうすることで、お客さんも笑顔になり、また来てくれたり、顔を覚えてくれたりしました。知っている顔が一人でもいると、緊張がほぐれて、仕事がしやすくなりました。
カルガリーについて
カルガリーに住んでみての感想
治安も良くて、物価も他のところに比べると安いです。聞いた話だと、ホームレスもそんなに多くないらしいです。地域差はありますが、バスや電車の本数のせいで移動に少し時間がかかります。カルガリー生活で印象的な出来事
オーロラを見たことが印象に残っています。あとは、日本人がそこまで多くないことに驚きました。ホームレスにお金をせがまれたのも、日本では経験できないことなので印象に残っています。
カルガリーのおすすめスポット
・Central library・Prince’s island park
・決まった曜日にセールをしているバー(例:水曜日にchicken wingsを安く食べられるお店)
留学/ワーホリを迷っている後輩へのアドバイス
そうですね。迷っているなら、やはり行った方がいいと思います。英語を使う機会が日本より圧倒的に多いですし、使わないと生きていけない状況なので、そういう機会を求めている人にはおすすめです。それに、日本よりも気軽に行きやすい面もありました。日本では人の目を気にしてストレスを抱えることが多いですが、向こうではいろんな人がいて、自分もその一人として気楽に生きていける感じがしました。様々な人がいるので、自分が人と違っていてもおかしいと感じることもなくなり、日本にいるときより自己肯定感が高まりました。自分を否定しなくても良くなったのは大きかったですね。
ですので、英語力を高めたい人だけでなく、精神的に不安がある人や日本の社会でストレスを感じやすい人にも、行く価値があると思います。多様性を感じ、自分を否定しなくていいという体験ができるので、行くことをおすすめします。
この1年を経験しての感想をお願いします
目的が英語力を伸ばすことだったので、その点では確かに成果が出ました。これからはTOEICなども受けてみたいと思います。英語のスキルはもちろんですが、マインド的な部分でも成長がありました。結構社交的になれたと思います。みんなで食事に行ったりして、友達関係を築く機会が多かったので、そうした場に積極的に参加し、会話を通じて仲良くなることができました。2番目の目的だった「人に会って話をし、影響を受ける」という部分も、十分に達成できたと思います。
また、オプションだったはずの韓国語も、最初は全く話せなかったですが、勉強を頑張っていたおかげで、最終的には日常会話ができるようになりました。携帯の単語帳アプリに入っていた単語が、最初は100個ほどだったのが、最終的には1000個にまで増えました。もちろん、全部覚えているわけではないですが、必要なことを覚えて実践したおかげで、同僚とは韓国語で会話できるようになりました。
カナダに行くと韓国語も伸ばせると言いたいですね(笑)
担当の相澤から
出発前から英検準1級、TOEIC820と高い英語力をもっていたHikaruくん。渡航先のカルガリーでは苦手意識を持っていたWritingとSpeakingのスキルに磨きをかけ、IELTSも高いスコアを出して帰ってきました。韓国語も伸びるという副産物もついてきましたが、いずれにしても現地で自分なりに試行錯誤して獲得したスキルだと思います。
この1年で経験した苦労を財産に、次の舞台でも活躍してください!
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