ILSCでの長期留学~TESOLコースを最終具体的目標にして中身が濃い時間でした
2016年5月9日
カナダ バンクーバーで1年間の長期留学をされ、最後は英語教師養成コース(TESOL)を受講して帰国された、Yumiさん体験談です
写真右がYumiさん
大学卒業後、教員免許は取得できたのですが、英語教師としての自信がありませんでした。
また、さらにこれから学校の英語の授業はオールイングリッシュでという文科省の方針があり、文法やライティングなどだけではなくスピーキングもより重視した授業が求められていることを知り、自分の英語力をさらに高めなければならないと感じ、留学を決意しました。
まず、語学学校に通い始めました。初級のクラスからスタートし、1ヶ月ごとに順調にレベルアップすることができました。午前中の授業は1か月単位でコミュニケーションクラス(スピーキング・リスニング中心)かアカデミックコース(グラマー・ライティング・リーディング中心)を選択することができ、私はアカデミックコースをずっと選択していました。午後の授業でスピーキングなどのコミュニケーションのクラスをとっていました。
アカデミックコースでは先生によって異なりますが、やはり宿題が多いです。コミュニケーションを選択していた友達は宿題なんてないよと言っていました。アカデミックコースでは本当に「授業」という感じで、ゲームやさまざまなアクティビティを交えながらも基本的には教科書の文章を読んだり、文法を学んだりしていました。それでも、教師になりたいと思っていた私にとっては改めて文法も復習でき、授業で扱えるアクティビティなど参考にできることもあったので、とても良かったです。
・TESOL (Greystone College)
ILSCでのレベルがI3に達したところで学校を提携してる専門学校のGreystone Collegeに変更し、まずTESOL TKTという1が月のコースを受講しました。TESOLコースには3種類あり、1か月のTKT(I3~)、YL(I4~)と3か月のDiploma(A1~)です。最終的に受講したのはTKTとDiplomaです。
TKTでは主に教育法や専門用語について学び、模擬授業をしました。Diplomaでは教育法について学ぶほかに、1か月、2か月目は模擬授業と3か月目にある10時間の実習に向けての準備がありました。そして3か月目に実習と教育法について学びました。
10時間の実習の内容は2時間分は直前の準備と具体的なオリエンテーションで、実際に授業を行うのは8時間でした。1回75分の授業を月から木まで2週間行いました。
まず、授業で扱うテーマや目標言語(生徒に教えるフレーズや表現)はコースの先生が決め、配布されます。その言語をどうやって生徒に使わせるか、を考えなければなりません。テーマにあったゲームやアクティビティを考え、教材を作り、授業案を計画しました。
8時間分のアクティビティや授業案を考えなければならなかったので初めは「こんな本当に私にできるのだろうか」と不安だらけでしたが、模擬授業や一緒に活動していたクラスメイトの協力もあり、実習が終わった日には達成感しかありませんでした。
ただ本当にやることがたくさんあってほぼ毎日、授業後に残って準備、また計画的に進めていかないと大変なコースです。やる気がないと3か月持ちません。ただ、教えることに興味ある、英語を教える仕事をしたい人には実際に授業をして得られるものが多いですし、なによりもやり遂げた、達成感があります。
先生もクラスメイトも助けてくれるので、最後に授業を行うのは一人ですが、周りにはいつも相談に乗ってくれる人がいて、困ることはありませんでした。
TESOLコースでは韓国、日本がほとんどでした。Diplomaコースを受講したときはスイスからの生徒もいました。
昼間は安全でした。ホームレスの方もいますが基本的にあまり話しかけてこず、一部のストリートを除き特に問題はないと思います。
物価は驚くほど高いわけではありませんでした。日本の商品を扱っているお店のものは日本に比べて高いものが多かったですが、現地の人が利用するようなスーパーではあまり日本と値段は変わらないように思います。
バンクーバーには日本人が多く、日本食のレストランもあります。語学学校には特に多く、日本人の友達も多くできると思います。自分に甘くなってしまうと、いくら長期留学でも英語が身につかないこともあると思います。
留学前に東出さんに漠然と「英語はなせるようになりたい」という目標ではなく、具体的な目標を持って行ってほしいと言われたことをずっと頭にいれていました。私は「日本語を使わない」、「TESOLのDiplomaコースを受講し、満足のいく成績で卒業する」と決めました。
実際に日本人の友達は多くできました。ですが、どの友達も一切日本語を使わず、学校外でも英語で会話をしていました。また、卒業時に優秀生徒に与えられる賞も受賞することができました。漠然とした目標を持つことは悪いことではありません。ですが、それに向けてどのようなステップを踏んでいくのか、ということを考えて留学してほしいと思います。
この感想談を書いていて私は本当に環境に恵まれていたと改めて実感しました。日本人でも一生懸命英語で会話してくれた友達、困っていたらなんでも相談に乗ってくれた先生、友達、日本からいろいろ物を送ってくれた両親、留学に関して様々なことをしてくれた東出さん。
たくさんの人がいろいろな方向から支えてくれて充実した留学をすることができました。この経験から学んだことを100%活かし教師として働き、恩返しができればと思っています。本当にありがとうございました。
目次
項目 | 詳細 |
---|---|
留学期間 | 48週間 |
留学都市 | バンクーバー |
留学先学校 | ILSC Vancouver 【アイエルエスシーカナダ バンクーバー校】 |
写真右がYumiさん
長期留学しようと思った理由
北海道で英語教師をしたいと思ってるので、その上で自信を持って教壇に立ち英語を教えたいと思ったからです。大学卒業後、教員免許は取得できたのですが、英語教師としての自信がありませんでした。
また、さらにこれから学校の英語の授業はオールイングリッシュでという文科省の方針があり、文法やライティングなどだけではなくスピーキングもより重視した授業が求められていることを知り、自分の英語力をさらに高めなければならないと感じ、留学を決意しました。
留学先はILSC/Greystone College
授業内容について
・語学学校 (ILSC)まず、語学学校に通い始めました。初級のクラスからスタートし、1ヶ月ごとに順調にレベルアップすることができました。午前中の授業は1か月単位でコミュニケーションクラス(スピーキング・リスニング中心)かアカデミックコース(グラマー・ライティング・リーディング中心)を選択することができ、私はアカデミックコースをずっと選択していました。午後の授業でスピーキングなどのコミュニケーションのクラスをとっていました。
アカデミックコースでは先生によって異なりますが、やはり宿題が多いです。コミュニケーションを選択していた友達は宿題なんてないよと言っていました。アカデミックコースでは本当に「授業」という感じで、ゲームやさまざまなアクティビティを交えながらも基本的には教科書の文章を読んだり、文法を学んだりしていました。それでも、教師になりたいと思っていた私にとっては改めて文法も復習でき、授業で扱えるアクティビティなど参考にできることもあったので、とても良かったです。
・TESOL (Greystone College)
ILSCでのレベルがI3に達したところで学校を提携してる専門学校のGreystone Collegeに変更し、まずTESOL TKTという1が月のコースを受講しました。TESOLコースには3種類あり、1か月のTKT(I3~)、YL(I4~)と3か月のDiploma(A1~)です。最終的に受講したのはTKTとDiplomaです。
TKTでは主に教育法や専門用語について学び、模擬授業をしました。Diplomaでは教育法について学ぶほかに、1か月、2か月目は模擬授業と3か月目にある10時間の実習に向けての準備がありました。そして3か月目に実習と教育法について学びました。
10時間の実習の内容は2時間分は直前の準備と具体的なオリエンテーションで、実際に授業を行うのは8時間でした。1回75分の授業を月から木まで2週間行いました。
まず、授業で扱うテーマや目標言語(生徒に教えるフレーズや表現)はコースの先生が決め、配布されます。その言語をどうやって生徒に使わせるか、を考えなければなりません。テーマにあったゲームやアクティビティを考え、教材を作り、授業案を計画しました。
8時間分のアクティビティや授業案を考えなければならなかったので初めは「こんな本当に私にできるのだろうか」と不安だらけでしたが、模擬授業や一緒に活動していたクラスメイトの協力もあり、実習が終わった日には達成感しかありませんでした。
TESOLコースおすすめポイント
将来、英語教師になりたいと考えている人にはとてもおすすめです。ただ本当にやることがたくさんあってほぼ毎日、授業後に残って準備、また計画的に進めていかないと大変なコースです。やる気がないと3か月持ちません。ただ、教えることに興味ある、英語を教える仕事をしたい人には実際に授業をして得られるものが多いですし、なによりもやり遂げた、達成感があります。
先生もクラスメイトも助けてくれるので、最後に授業を行うのは一人ですが、周りにはいつも相談に乗ってくれる人がいて、困ることはありませんでした。
学校の国籍バランスについて
ILSCにいた時はブラジル、韓国、台湾、サウジアラビア、日本が多かったです。他にはコロンビア、メキシコ、中国、タイからの生徒もいました。TESOLコースでは韓国、日本がほとんどでした。Diplomaコースを受講したときはスイスからの生徒もいました。
留学都市バンクーバーについて思ったこと
街について
ダウンタウンと呼ばれるところはカフェもあり、フードコートもあり、服屋も雑貨屋も幅広い種類のお店が徒歩圏内に多くありました。少し歩けばラーメン屋もあります。バーなど、そういったところは苦手で行くことは少なく、夜遅くにダウンタウンに出かけることもほぼありませんでしたが、酔っている人やマリファナのにおいが昼よりも多いなという印象がありあます。昼間は安全でした。ホームレスの方もいますが基本的にあまり話しかけてこず、一部のストリートを除き特に問題はないと思います。
生活について
初めの1か月はホームステイでした。同じ学生を多く受け入れている家庭で夜は一緒に食べることが多く、賑やかでした。それからはシェアハウスで過ごしました。私は特に問題なく過ごすことができましたが、友達には物がなくなった、隣がうるさいなど問題もあるようでした。物価は驚くほど高いわけではありませんでした。日本の商品を扱っているお店のものは日本に比べて高いものが多かったですが、現地の人が利用するようなスーパーではあまり日本と値段は変わらないように思います。
これから留学を考えてる方へのメッセージ
バンクーバーには日本人が多く、日本食のレストランもあります。語学学校には特に多く、日本人の友達も多くできると思います。自分に甘くなってしまうと、いくら長期留学でも英語が身につかないこともあると思います。
留学前に東出さんに漠然と「英語はなせるようになりたい」という目標ではなく、具体的な目標を持って行ってほしいと言われたことをずっと頭にいれていました。私は「日本語を使わない」、「TESOLのDiplomaコースを受講し、満足のいく成績で卒業する」と決めました。
実際に日本人の友達は多くできました。ですが、どの友達も一切日本語を使わず、学校外でも英語で会話をしていました。また、卒業時に優秀生徒に与えられる賞も受賞することができました。漠然とした目標を持つことは悪いことではありません。ですが、それに向けてどのようなステップを踏んでいくのか、ということを考えて留学してほしいと思います。
1年の留学を終えての感想
この感想談を書いていて私は本当に環境に恵まれていたと改めて実感しました。日本人でも一生懸命英語で会話してくれた友達、困っていたらなんでも相談に乗ってくれた先生、友達、日本からいろいろ物を送ってくれた両親、留学に関して様々なことをしてくれた東出さん。
たくさんの人がいろいろな方向から支えてくれて充実した留学をすることができました。この経験から学んだことを100%活かし教師として働き、恩返しができればと思っています。本当にありがとうございました。
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