公開日：2024年1月25日　更新日：2024年3月28日


カナダ政府は2024年1月22日（カナダ時間）に学生ビザ及びポスグラ（PGWP・Post Graduation Work Permit）・配偶者用就労ビザ（SOWP・Spousal Open Work Permit)に関して、大きな改定を行う旨発表しました。

このページでは現時点でわかってる事をまとめました。

今回発表された内容で現時点でわかってる内容について

2024年1月22日（カナダ時間）に発表された内容は下記のとおりとなってます。

■学生ビザ発給数の制限

①、およそ36万件へと制限する方針（定かな上限は以降発表があるそうです）
2023年度比：35％減。

②、発給ビザ数は各州とテリトリー間で人口に比例して、配分される予定。各州へ割り当てられるビザ発給数は今後発表がある見込みです。

③、各州へ発行されるビザはDLI認定校間で割り当てられる予定だが、その振り分け詳細は州政府により異なり、現在は未定。

■1月22日以降に学生ビザを申請する方

①、申請時に州政府認証レター（Attestation Letter）提出が必要となります。但し、現在州政府認証レターの要綱の発表はなく、2024年3月31日を期日とし、各州政府が定める予定となっています。Attestation Letterなしに申請した学生ビザアプリケーションは返却され、ビザ発給代金も返金されます。

②、すでに申請済みの学生ビザに関して
改定後ルール対象外となります。（Attestation Letter不要、学生ビザ発給割りあて数分対象外）別途取る措置はございません。

③、割り当て分の学生ビザが全て発給されてしまった場合、学生ビザ申請書は処理されず、ビザ発給代金は返金されます。

■Post Graduate Work Permit Program変更点について

①、Public Private Partnership (以降PPP）卒業生は2024年9月1日以降Post Graduate Work Permit Program対象外となります。厳密に現在就学中で、9月前に卒業される方も対象外となるのか否か、9月1日以降PPPプログラムを開始する学生を対象としたルールなのかは現地点では定かでありません。

②、ディプロマ課程留学生の配偶者対象就労ビザの発給中止。
公立カレッジディプロマプログラムにてディプロマ課程に就学する場合、その配偶者はOPENワークパーミットの申請が可能でしたが、この措置が廃止となります。今後は修士または博士課程に就学する留学生のみを対象として配偶者就労ビザの取得が可能 となります。

学生ビザ申請での変更点

今回の発表に伴って学生ビザ申請をする際に今後の大きな変更点としてあげられるのが


翻訳：学習許可証を申請するには、証明書が必要です。2024年1月22日以降、ほとんどの学生は、学習許可証の申請に州または準州からの証明書を含める必要があります。もし証明書なしで申請した場合、申請は返却されます
①、今後は『州政府から発行されるAttestation Letter』が必要になる点があげられます。

②、また現時点(1/25)では2024年3月31日までは学生ビザ申請が出来ない事になります。

⇒これら踏まえ2024年4，5月ごろの学生ビザでの留学はスケジュール変更等必要になり、現在もうしばらく様子見が必要かと思われます。

州別の発表内容

BC州について(3/1発表)

主な都市：バンクーバー、ビクトリア、ウィスラー

・BC州全体で83,000件のPALを割当（昨年の申請数97,000）
・比率は公立が53％、私立が47％

「B.C. implements federal changes for new international students | BC Gov News」

ON州について(3/27発表)

主な都市：トロント、オタワ

・96％が公立カレッジ・大学、4%が語学学校、私立大学へ割り当てられる。
・キャリアカレッジ（私立専門学校）には割り当てられない。

「Ontario Allocating International Student Applications to Support Labour Market Needs | Ontario Newsroom」

PAL不要な方

・小中学校、高校、修士課程、博士課程の学生
・カナダ在住で、学生ビザの延長をする人
・カナダ在住で、就労ビザ保持者（ワーホリ等）
・カナダ在住で、DLI校で交換留学をしている人
・カナダ在住で、6ヶ月以上有効な一時滞在ビザを持っている

今回のルールについて

・タイムライン：2024年と2025年の二年間実施予定となってます。

・2025年の学生ビザ発給数は2024年度末発表する予定とのこと。（改定に伴うインパクトや効果、継続可能性など様々な要因を考慮し、翌年のビザ上限数を決定予定。）
なお当センターではビザだけに関するご質問等は受けておりませんのでご了承ください。

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