コロナウイルスによるパンデミックの発生でカナダの語学学校は次々とオンライン授業を開講。

今回は、カナダ国内3都市/オーストラリア国内4都市ににキャンパスをもつILSCの授業を体験してきました。

授業は留学エージェント等関係者向けのものではありましたが、リアルな授業を体験できたのでレポートします。ILSCならではの魅力も見えてきました。

ILSCはこんな学校

ILSCはカナダのバンクーバーで開校して以来、カナダはトロント、モントリオール、その他にもオーストラリア国内もシドニー・ブリスベン・メルボルン、そして昨年１２月にはアデレードにもキャンパスをオープンし、この２か国以外にはインドにもキャンパスを持つグローバルな語学学校です。


ILSCの特徴は130種類以上のコースから好きなコースを選択して受講できる点です。キャンパスと自分の英語レベルによって受講できるコースがある程度決まってきますが、レベルが上がれば上がるほどどんどん選択肢が増えていきます。

「このコースをとりたいけど今の英語力じゃ足りない、だから頑張らなきゃ」と勉強のモチベーションになることもあり、6ヶ月以上の長期留学をお考えの方にも大変おすすめな学校となります。

Zoomを使用したオンライン授業

オンラインミーティングのアプリ「Zoom」を使った授業でした。

今回の授業はUpper Intermediate（中上級レベル）向けだったとのことです。

先生はどんな人？

今回の授業を担当してくれたのはGabriel（ガブリエル）先生

アルゼンチン出身で5年ほど英語教師の経歴があるそうです。ILSCでは去年から教えているとのこと。

アルゼンチンにルーツを持つので英語はネイティブではなく多少のスペイン語アクセントがありましたが、ほとんど気になりませんでした。とても気さくで明るい先生です。

授業内容

1レッスン45分をフルで受講しました。テーマは「仮定法」（もし〜だったら…だろうに）

まずはじめに簡単にZoomの使い方を教わります。他の学校のオンライン授業を何度か受けてきたため説明をちょっと聞き流してしまいましたが、マイクのミュートのON/OFF、カメラのON/OFF、先生の画面共有、チャット機能の使い方などを説明していたと思います。

今回授業を受けていた生徒役は全員留学エージェントのスタッフだったこともあり、みなさん英語ができるので説明を理解できていたと思います。ただ、英語が苦手な生徒さんだとこの段階でつまずいてしまう可能性もあるなと思いました。

Zoomの使い方の説明が終わったら、さっそく授業スタート。

まず最初に先生がチャットで全生徒にファイルを送信。ファイルを開くと、、、
英語のレッスンっぽいですね〜

写真を見てまずは4〜5人ずつのグループディスカッション。
このように先生がグループをランダムに分けてくれるので、「ブレイクアウトルームに参加する」を選択するとグループのトークルームに移ることができます。ディスカッションが終わる時は、「30秒後に元のトークルームに戻ります」というようなポップアップが出てきて終了となります。

元の画面に戻って代表して2人くらいがみんなの前で意見を述べ、今日学ぶ「仮定法」について。

仮定法の意味、作り方、例文を教科書をベースにみんなで考えていきます。ポイントは、先生がずーっと喋りっぱなしなわけではないこと。授業では教科書も画面上で共有されました（普段は生徒が自分のテキストを手元に用意しています）

「テキストのここの部分を読んで」「これは仮定法かな？」などとテンポの良いコミュニケーションがあります。


仮定法について概要を学んだ後は、本日のメインディッシュ。ミュージックの時間です。


またまたチャット画面で先生がリンクを送ってくれます。リンク先に飛ぶと、「Locked Away」という曲の歌詞が。

先生が音楽を流してくれるので、みんなで曲を聴き、穴埋め問題を解いていくというエキサイティング極まりないコーナーです。

再びグループに分かれて答えを照らし合わせて、最後に全体で確認し、授業は終了。

あっという間の45分間でした。

ILSCオンラインレッスンの魅力

授業は全員が無理なく参加できるように適度にグループディスカッションが織り交ぜられ、テンポよく進んでいきました。あっという間に授業が終わってしまったと感じたことが、いかに自分が授業を楽しめたかを物語っているような気がします。

私が思うILSCの最大の魅力は、時差を気にせずに日本時間の感覚で授業を受けることができるという点にあります。


日本とカナダは時差が10時間ほど、基本的には現地時間に合わせて授業が行われますので夜の21時頃から深夜にかけて授業を受けるということもあります。
これを週5日続けるのはさすがに体力的に辛いと思います。

ところが、ILSCは日本と時差のほとんど変わらないオーストラリアにもキャンパスがあり、たとえバンクーバー校で登録している学生でもオーストラリア側の授業を受けるということが可能になるのです。
特にカナダのカレッジや大学進学を目指して進学準備コースの受講を検討している方は、英語力にもよりますが6ヶ月以上の長期間受講をすることになります。コロナの状況によっては、受講期間中ずっとオンライン授業を強いられる可能性もなくはありません。そんなときに時差を気にせずに受講ができるというのは大きなメリットになるはずです。

なお、通常授業に戻ればもちろんご希望のキャンパスで受講することが可能です。バンクーバーのカレッジへの進学をご希望の方は、オンライン授業のときだけシドニーキャンパスの授業を受講し、コロナが終息してバンクーバーへの渡航＆通学が可能になったらキャンパス移動をすることになります。

ILSCオンラインクラスの詳細

コース内容

今回私がトライアルレッスンを受講したEnglish Communicationのほか、University Pathway（大学進学コース）も受講可能です。

English Communication

通常の一般英語コースです。

授業時間
レベル	B1,B2,B3,B4,I1,I2,I3,I4,A1,A2の10段階
入学日	毎週月曜日（2020年4月27日時点で、9月4日まで開講予定）
受講期間	最短1週間から受講可

University Pathway（大学進学コース）

2020年秋または2021年1月以降にオーストラリアの大学/TAFEまたはカナダの大学/カレッジへの入学を目指す方は、大学進学準備パスウェイプログラムをオンラインで開始することができます。

授業時間	月曜日〜金曜日 ・カナダ時間：9:00〜14:00（日本時間：1:00〜6:00） ・オーストラリア時間：8:30〜14:00
レベル	B1,B2,B3,B4,I1,I2,I3,I4,A1,A2の10段階
入学日	5月19日、6月15日、7月13日、8月10日、9月8日、10月5日、11月2日、11月30日 ＊9月4日以降は通常授業にシフトする予定です
受講期間	8週間から受講可能

費用

入学金	150ドル
授業料	週275ドル
教材費	週10ドル

24週間受講の場合

入学金	150ドル
授業料	週275ドル×24週間＝6,600ドル
教材費	週10ドル×24週間＝240ドル
合計：6,990ドル（約545,220円）

48週間受講の場合

入学金	150ドル
授業料	週275ドル×48週間＝13,200ドル
教材費	週10ドル×48週間＝480ドル
合計：13,830ドル（約1,078,740円）

＊上記日本円は　1カナダドル＝78円　にて算出しております。

タイムスケジュール

月曜日〜金曜日

・カナダ時間：9:00〜14:00（日本時間：1:00〜6:00）
・オーストラリア時間：8:30〜13:00（日本時間：6:30〜11:00）

シドニー/メルボルン夏時間（日本時間：6:30〜12:00)
シドニー/メルボルン冬時間（日本時間：7:30〜13:00）
ブリスベン(通年)（日本時間：7:30〜13:00）
アデレード夏時間（日本時間：7:00〜12:30）
アデレード冬時間（日本時間：8:00〜13:30）

お申し込み後の流れ

オンラインレベルチェックテストについて

お手続きが完了するとILSCからレベルチェックテストを受験するのに必要なリンクがメールで届きます。テストはPC、タブレット、携帯端末からオンラインで受験してください。

テスト内容は　リーディング・ライティング・文法・スピーキング　の4項目です。

スピーキングテストはビデオ通話でおこないます。

テスト結果は24時間以内に届きます。

オンラインレッスンの受講方法

ILSCにお申し込みいただくと、「MY ILSC」という学生専用のアプリにログインすることができるようになります。

このアプリ内からZoomのクラスルームにアクセスしてレッスンを受講します。

マイクとビデオをONにして授業を受けましょう。

まとめ

カナダ国内3都市/オーストラリア国内4都市にキャンパスをもつグローバルな語学学校ILSC

キャンパス詳細は

●カナダ

バンクーバー校	アイエルエスシーバンクーバー校
トロント校	アイエルエスシートロント校
モントリオール校	アイエルエスシーモントリオール校

●オーストラリア

シドニー校	アイエルエスシー・オーストラリア（シドニー校)
ブリスベン校	アイエルエスシー・オーストラリア (ブリスベン校)
メルボルン校	アイエルエスシー・オーストラリア (メルボルン校)
アデレード校	アイエルエスシー・オーストラリア(アデレード校)

授業のクオリティはもちろん、カナダ留学でネックとなる「時差」の問題もオーストラリアキャンパスでのオンライン授業受講という裏技で回避できるというメリットがあります。

来年のカナダのカレッジ進学・大学進学、オーストラリアのTAFE、大学進学を目指す方にとっては、今このときから勉強を開始できるチャンスですよ！