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英語力を測る|ケンブリッジ英検/ IELTS/ TOEFL/ TOEIC/ 英検

国際言語として世界中で話されている英語。国外の大学進学や現地企業での就職にはもちろんですが、日本国内においてもその重要性は高まるばかり。仕事で必要になる場面も増え、履歴書で自身の英語能力を証明するために「英語検定(英検)」や「TOEIC(トーイック)」のスコアを記載しようとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、実は英検やTOEICだけでは世界に出たときの証明としてはやや不十分です。というのも、これらの試験は世界的な認知度がそこまで高くなく、たとえばヨーロッパや北米では「ケンブリッジ英語検定」や「IELTS(アイエルツ)」といった試験の結果を見せた方がピンと来る人が圧倒的に多いのです。また、このケンブリッジ英検やIELTSは求められる英語力も非常にハイレベルかつ実践的なため、知識を詰め込むだけの勉強では取得できないものとなっています(もっとも、最近は英検やTOEICもその点の見直しはされていますが)。

当社では、将来的に英語能力を証明する機会がある方、あるいは留学を通してどのくらい英語が伸びたかの到達度をチェックしたい方々に、ケンブリッジ英検やIELTSを受験して帰国することをおすすめしています。そこで今回は、代表的な英語試験の紹介していきます。


各種試験の内容

ケンブリッジ英検

世界中の20,000以上の大学、企業、行政機関に認定される国際通用性の高い世界版英検で、生涯有効。イギリスの名門ケンブリッジ大学や世界トップレベルの言語研究者チームによる研究で作成された同試験は、リスニング/リーディング・文法・語彙/ライティング/スピーキングのすべての英語スキルを問われ、日常生活やビジネス、アカデミックとジャンルは多岐に渡ります。受検レベルは5段階に分けられますが、最上級レベルの「CPE -Certificate of Proficiency in English」は英検1級以上とされており、ネイティブでも合格が難しいといわれます。

当社で留学される方は、履歴書に記載可能な中上級レベルの「FCE -First Certificate in English」合格を目指す方が圧倒的ですが、稀に上級レベルの「CAE -Certificate in Advanced English」に挑戦する方もいらっしゃいます。

IELTS(アイエルツ)

主に海外大学進学やビザ申請の際に英語能力を証明する試験として知られています。アカデミック・モジュール(大学や大学院進学を検討している学生向け)とジェネラル・トレーニング・モジュール(学業以外の研修や移住を検討している方向け)の2種類のテストタイプがあります。試験は4セクション(リスニング/リーディング/ライティング/スピーキング)に分かれ、各セクションごとにバンドスコアが算出される他、総合評価としてオーバーオール・バンド・スコアが与えられます。(ケンブリッジ英検と違い、合否制ではありません)

TOEFL iBT(トーフル アイビーティー)

大学レベルの英語を使用/理解する能力を測定する試験で、オーストラリアでは就労ビザなどの申請にも利用できます。「iBT」とは「Internet Based Test」の略で、その名の通りインターネット上でオンラインによる試験となります。こちらもIELTSと同様4セクションに分かれ、スコアも各セクションごとのスコア+総合スコアが通知されます。

TOEFL ITP(トーフル アイティーピー)

ペーパー形式の団体向け試験のため、個人で受検することはできません。道内では北星学園大学英文学科のクラス分け試験に利用されていた実績があります。リスニング/文法/リーディングの3セクションで構成されています。

TOEIC(トーイック)

ビジネスシーンを想定した問題が中心の試験です。日本の企業の多くが英語力を証明するスコアとして採用しており、就活を控えた学生や転職のために取得を目指す方が多いといわれています。これまではリスニングとリーディングの2セクションで構成されたものが一般的でしたが、近年はスピーキングやライティングにも対応しています。

英語検定

日本人の私たちにとって一番馴染みのある英語能力試験。リスニング/リーディング/スピーキング/ライティングの4技能をカバーしており、英検を取得していることで高校や大学の入試において試験免除を優遇措置が受けられたりします。

英語試験のこれまで、今、そしてこれから

日本での英語の位置付けは大きく、そして確実に変わろうとしています。少し前までは、英語の勉強といえば、単語の暗記、文法の理解、長文読解が中心でした。少しレベルが上がると、たとえば英検では準2級から英作文があり、大学入試でも難関大の二次試験でエッセイや文の要旨を記述で解かせるような問題もありましたが、それでも試験の大半は単語・文法・読解で占められていました。

しかし、今私たちに求められる英語は、これまでのようにたくさんの語彙と文法を知っていて文章が理解できるだけにとどまりません。もっと実用的で運用能力に長けた人材の確保が急務となっています。それを象徴するように2020年の大学入試では英語の試験内容もより運用にフォーカスしたものに変更になることが決まっていますし、英検は3級から英作文が登場、TOEICでは新たにSpeaking&Writingというテストを作り、どれだけ「使える英語、生きた英語」を身につけているかを測る動きが強まっています。


生きた英語を身につけるには、環境を変えるのが一番の近道ですが、ただ留学するだけでは英語は伸びません。

必要なのは目的意識。自分が到達すべき英語力がどのくらいなのかを明確に意識しながら生活を送れば、やるべきことが見えてきます。英語試験は合否やスコアを通して、留学生活の道しるべになってくれるものでもあります。

留学で英語力を上げたいとお考えの方は、こうした試験を活用しながら留学生活を成功させたい方は、一度お話を聞かせてください。