ケンブリッジ英語検定とは?
2020年、英語教育が大きく変わります。これまでの文法・読解偏重型だった指導ではなく、実用的な能力を育てることが求められます。
学校教育、ひいては社会全体が必要とする「真の英語力」
これを証明することが、これからは必要になってきます。
そんな中、日本でも注目され始めている世界的な試験をご紹介します。それが、「ケンブリッジ英語検定」です。
日本の英検は2級、準1級などの級があって合格・不合格を出す試験ですが、ケンブリッジ英検も同じように合否が出され、英検でいう「級」はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠、セファール)に準拠して設定されています。
日本にも最近浸透し始めたCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠、セファール)。これはその人の言語能力がだいたいどのくらいなのかが一目で分かる指標のことで、ヨーロッパでは広く浸透しています。下記の表のアルファベットと数字の組み合わせがその指標。日本人留学生に多いのはA2かB1。B2はTOEICでいえば800〜900点程度の実力です。C1になると英語能力的にはかなり上級レベルで、C2はネイティブレベルといわれています。
(出典:ブリティッシュ・カウンシル ウェブサイト)
このCEFRを作成したのが他でもないケンブリッジ大学英語検定機構です。そうした背景から、ケンブリッジ英語検定のレベルはこのCEFRと高い整合性を持つものとなっています。
ケンブリッジ英語検定と他の試験のレベルの違いについては下記をご覧ください。
各種試験との比較換算表
実際にFCEの試験を例にとって、内容を見てみましょう。
文法・語彙のセクションでは、
(出典:Exam English)
リーディングのセクションでは、これくらいの分量の長文を複数読み、それぞれ4つの選択肢の中から内容と合っているものを選択したり、文中の空欄を埋めたり、あるいは文中から抽出された複数の文を元の位置に戻す問題などが出されます。1時間15分という長時間に耐えられる集中力が必要です。そして配点が40%と全体の大部分を占めることからも、試験作成側がいかにリーディング力を大事と思っているのかというのがわかりますね。
200語程度のライティングをします。Part1とPart2に分かれており、Part1は必修問題で与えられたテーマに対してのライティング、Part2は記事やメール、エッセイ、手紙、書評、物語などからひとつ選択してライティングとなります。
Part1〜Part4に分かれています。短い会話から、長いスピーチやディスカッションなどの音声を聞いて設問に答えていきます。
実際、当センターでFCEを受験された方はTOEICを受けると850点や900点を取っています。
学校教育、ひいては社会全体が必要とする「真の英語力」
これを証明することが、これからは必要になってきます。
そんな中、日本でも注目され始めている世界的な試験をご紹介します。それが、「ケンブリッジ英語検定」です。
目次
ケンブリッジ英検とは
ケンブリッジ英検とは、イギリスの有名大学ケンブリッジ大学にある非営利組織である、「ケンブリッジ大学英語検定機構」が作成している世界的な英語試験です。日本の実用英語検定(英検)のいわば世界版です。英語圏の大学へ進学する際に必要な英語能力を証明するだけでなく、移民の申請をする際にも自らの英語力を示すときなどに、広く使われている世界的な英語試験なのです。日本の英検は2級、準1級などの級があって合格・不合格を出す試験ですが、ケンブリッジ英検も同じように合否が出され、英検でいう「級」はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠、セファール)に準拠して設定されています。
日本にも最近浸透し始めたCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠、セファール)。これはその人の言語能力がだいたいどのくらいなのかが一目で分かる指標のことで、ヨーロッパでは広く浸透しています。下記の表のアルファベットと数字の組み合わせがその指標。日本人留学生に多いのはA2かB1。B2はTOEICでいえば800〜900点程度の実力です。C1になると英語能力的にはかなり上級レベルで、C2はネイティブレベルといわれています。
(出典:ブリティッシュ・カウンシル ウェブサイト)
このCEFRを作成したのが他でもないケンブリッジ大学英語検定機構です。そうした背景から、ケンブリッジ英語検定のレベルはこのCEFRと高い整合性を持つものとなっています。
ケンブリッジ英語検定のレベル表
ケンブリッジ英語検定は以下の5つのレベルに分かれています。レベル | 試験名 | 目安の英語レベル |
最上級 | CPE | あらゆる英語に対処できるマスターレベル |
上級 | CAE | 海外大学・大学院入学できる英語レベル |
中級 | FCE | 専門学校・カレッジに入学できる英語レベル |
初級 | PET | 簡単な日常会話ができる英語レベル |
基礎 | KET | 日常生活で最低限必要な英語レベル |
各種試験との比較換算表
試験内容
ケンブリッジ英語検定の特徴は、試験科目をスキルごとに分類して能力を測る点にあります。FCE以上は、リーディング&文法・語彙、ライティング、リスニング、スピーキングの4つ、PET以下はリーディング&ライティング、リスニング、スピーキングとそれぞれ分けて英語力を測ります。実際にFCEの試験を例にとって、内容を見てみましょう。
リーディング&文法・語彙
1時間15分、配点:全体の40%文法・語彙のセクションでは、
(出典:Exam English)
リーディングのセクションでは、これくらいの分量の長文を複数読み、それぞれ4つの選択肢の中から内容と合っているものを選択したり、文中の空欄を埋めたり、あるいは文中から抽出された複数の文を元の位置に戻す問題などが出されます。1時間15分という長時間に耐えられる集中力が必要です。そして配点が40%と全体の大部分を占めることからも、試験作成側がいかにリーディング力を大事と思っているのかというのがわかりますね。
ライティング
1時間20分、配点:全体の20%200語程度のライティングをします。Part1とPart2に分かれており、Part1は必修問題で与えられたテーマに対してのライティング、Part2は記事やメール、エッセイ、手紙、書評、物語などからひとつ選択してライティングとなります。
リスニング
約40分、配点:全体の20%Part1〜Part4に分かれています。短い会話から、長いスピーチやディスカッションなどの音声を聞いて設問に答えていきます。
スピーキング
もう一人の受験者と一緒に面接官とやりとりをします。より実生活に近い実用的なスピーキング力を見られます。ケンブリッジ英語検定試験対策コースの体験談
実際にケンブリッジ英検対策コースを受講した生徒さんの体験談もご参考にしてください。実際、当センターでFCEを受験された方はTOEICを受けると850点や900点を取っています。
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ケンブリッジ英語試験対策プログラム
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